加須市議会第3回定例会が開催され、特に台風第19号を受けた対応と今後の防災対策が議論された。
台風の影響で市内に避難指示が発令された際の対応について、発言者は、発令が夜中であったこともあり混乱が生じたとの指摘をした。
一方で、今回の台風で市民の命が守られたことや、避難誘導に協力した地域住民や消防団の尽力に感謝の意が表明された。特に災害弱者への対応が求められ、そのための支援体制の強化や周知が急務とされた。
また、避難所については、前回の経験を生かし、避難者の受け入れ体制や情報提供の改善が必要であるとの意見が相次いだ。
災害廃棄物の処理計画や対応も議題に上がり、今後の整備計画に地元の声を反映させる必要性が強調された。
これに加え、認知症サポーターの地域活動の充実についても議論され、今後グループ活動や多様な人々の参画が重要だとの見解が示された。
さらに、国保税の問題では、低所得者への負担軽減策が求められ、特に国保税が高い現状への対応が確認された。
最後に、交通渋滞について、避難所へのアクセスを向上させるための多方面からの努力が不可欠だとの認識が示された。