令和4年6月21日、加須市議会において、一般質問が行われた。
この日の一番目の発言者である原田悟議員は、「安心安全をつくるための第3次加須市みんなでつくる防犯のまちづくり推進計画」について質問した。防犯意識の向上や防犯体制の整備の重要性を強調し、かぞホッとメールの利用登録者数増加の施策に関する具体的な質問を投げかけた。福田浩一環境安全部長は、登録者数を増やすための広報活動や地域連携の強化を挙げ、目標達成に向けた努力を約束した。原田議員は、現在の市場状況や防災情報の発信方法の多様化についても言及し、より効果的な情報伝達手段を模索する必要性を訴えた。
次に、赤坂和洋議員が発言した。この議員は、6月1日に開院した「埼玉県済生会加須病院」への評価や、地域医療のネットワークシステム「とねっと」の機能について質問した。小野田靖健康医療部長は、「とねっと」に参加している医療機関や救急搬送の活用状況を詳細に説明し、システム更新の検討も行っていることを述べた。赤坂議員は、医療の利便性向上に向けて、全国的に進展している医療ネットワークの構築についても質問した。
続いて、金子正則議員が質問を行った。彼は、新型コロナ感染拡大の影響による米価の暴落や、それに伴う農業への影響について触れ、加須市での生産者支援策や今後の農業振興のあり方について説明を求めた。駒宮敏之経済部長は、全国的な米価の下落や地元農家の困難な状況を説明し、市の具体的な施策や補助金の状況を報告した。金子議員は、農業振興策の必要性について訴え、地域農業の持続可能性について論じた。
最後に、議会の冒頭に市長のあいさつが行われ、エアコン設置問題や高校生までの医療費無償化についての討論が活発に展開された。市長は、公共施設の見直しや施設維持管理の重要性を強調しつつ、子どもたちの健康促進に向けた政策に関心がある旨も示した。
このように、本日は、加須市の安全対策や医療、農業振興といった重要な議題が提起され、議員たちはそれぞれの立場から実効性のある対策を求める姿勢が伺えた。