伊奈町議会第4回定例会が令和5年9月12日に開催された。この日の会議では主に、仮設トイレやトイレトレーラーの導入についての課題が議論された。
初めに、中学校のトイレ改修工事における仮設トイレ稼働状況が報告された。伊奈中学校では、夏休み前に仮設トイレを設置し、利用開始から大きな問題は見受けられないとのことだった。もっとも、一部生徒は移動距離への配慮を要する様子もあった。次いで、南中学校の改修工事においても、仮設トイレの必要数や衛生面の考慮が話され、適切な対策を講じる意向が示された。
トイレトレーラーの導入については、他自治体の検討例を持ち出しつつ、町でも導入の方向性を議論した。導入には高額な初期投資とそれに伴う運営面が考慮する課題として挙げられた。一方で、トイレトレーラーの存在は、災害時だけでなく日常のイベントでも利用でき、さらには災害救助の際の相互協力に寄与することが期待されるとの意見があった。
次に、トイレの需要においても意見が交わされた。過去においては仮設トイレや簡易トイレの管理が難しい状況が多々あったため、より衛生的で使いやすいトイレ環境の整備が求められている。特に、トイレトレーラーはこれらの要件を満たすため、導入の必要性が強く示唆されるものであった。
また、イベントにおける仮設トイレ設置費用も詳しく報告され、会計上の効率が求められていることが認識された。この中で町内でのトイレ整備が町民にとって重要であり、住民が利用しやすい環境を整備する施策が進められていることが強調された。
これらの議論は、町民が快適に生活できるように、また非常時にも対応できる体制を確立する理念がその基にある。今後の議会においても、さらなる調査と導入の議論が待たれるところだ。