令和6年第2回伊奈町議会定例会が6月12日に開催された。
本会議では、議員が町政に対する一般質問を行い、多岐に渡るテーマが取り上げられた。
特に、スポーツ活動については、川内雅人議員が伊奈町スポーツ都市宣言を引用し、町民が健康で文化的な生活を営むためにスポーツを通じた連帯感を促進する必要性を訴えた。川内議員は、地域のスポーツ団体が参加するイベントやその成功例を挙げ、町としての積極的な支援を求めた。町営スポーツ施設の利用状況も説明され、特に野球場やテニスコートの高い利用率が報告された。
この他、町営スポーツ施設に対する課題として、排水改善が提起された。第一野球場では、雨天後に利用困難な状態が続いているため、改善策が求められている。都市建設統括監は、過去に排水改善の対策が施行されたが、引き続き検討すると述べた。
次のテーマは中学校の部活動についてで、地域のスポーツクラブとの連携が重要であるとし、今後の課題として生徒数の減少とクラブ数とのバランスが指摘された。また、教育次長は、現在の各中学校における部活動の設置基準について説明した。
最後に、視覚障害者へのサポートや認知症施策についても議論が行われ、潜在的なニーズに関する理解を深める重要性が強調された。特に、町内に同行援護を行える事業者数はゼロであり、この現状に対する対策が求められている。
伊奈町の農業や環境政策に関しても発言があった。国産食料の自給率の低下が懸念され、多様な農業支援策の一環として交流プログラムや支援金の増加が期待される。特に、小規模農家への継続的な支援が必要であり、農業戦略マスタープランに基づく取り組みが重要であると結論づけられた。