令和6年第2回伊奈町議会定例会が行われ、町長の危機管理に関する重要な議題が取り上げられた。議会では、栗原 惠子議員が災害時の危機管理について質問し、町民の命と財産を守るための施策の重要性が強調された。大島 清町長は「町民の皆様の安全確保を最優先に考え、迅速かつ適切な対応を行う所存である」と述べ、災害発生時の行動基準を明確にすることが必要であると指摘した。
町長は、災害対応体制の強化に向けて、平時からの準備として、防災訓練の重要性を再確認した。昨年度の防災訓練の成果を評価し、今年度の訓練内容の充実を図ることが必要とされている。
また、栗原議員は、災害時における衛星携帯電話の導入についても言及し、「自然災害が増加する中で、迅速な情報収集を行う手段が必要」だと述べ、国や県との連携強化を訴えた。これに対し、町長は「実用化された衛星携帯電話の導入を検討しており、災害時の通信確保に努めていく」と強調した。
次に、青木 久男議員が住民参加の防災活動や自主防犯組織の現状を報告し、防災訓練の重要性を強調した。特に自助・共助の消防活動の強化が今後求められる。その後、地域コミュニティの希薄化が問題視され、区の役割や加入率の減少について町の見解が求められた。