令和3年6月3日、伊奈町議会は第2回定例会を開催した。議事の中で、重要な人事が行われ、各議員が議長と副議長に選出されることとなった。
まず、議長辞職の件が議題に上がった。これにより、村山正弘議員は自ら辞職願を提出した。議長は、議会運営において様々な改革に努め、特にタブレットの導入や一般質問の方式の改善を実現したと述べ、今後の課題として議員報酬の見直しを挙げた。村山議長は「長年の課題でありましたタブレットの導入、そして一般質問の一問一答、これらの実現ができつつある」と強調した。
議長辞職後は、永末厚二副議長が選挙を行うことを宣言し、議長選挙が開始された。議長の選挙では、永末厚二議員が投票により新議長に選出され、「伊奈町の発展のため、町民の声を尽くして努力したい」と就任の挨拶を行った。この選挙には全議員が参加し、11票の有効投票の中から永末氏が選ばれた。また、同日、副議長には栗原惠子議員が選出された。
新庁舎建設特別委員会の委員も選任され、栗原議員が委員長に選ばれた。新庁舎建設は町の重要課題とされ、議会は今後の運営を円滑に進めるための環境整備に尽力すると表明した。さらに、議会運営や広報委員会においても各人が選出され、それぞれの役割を果たす覚悟を示した。
最後に、大島清町長から第42号議案として監査委員の選任が提出された。この案は異議なく承認され、12番の大沢淳議員が監査委員に選任された。議会は次回の日程を報告し、休会を決定した後、全ての議題を終了し散会となった。