令和4年第5回伊奈町議会定例会が12月7日に開催され、議員たちが地域の重要な課題について質疑を行った。
本会議では、武藤倫雄議員が志久駅エレベーター設置の進捗状況を問うた。町からは、エレベーター設置に向けた基礎調査や関係者との調整が進んでいるとの答弁があった。まだ詳しい見通しは示されなかったが、進捗が確認され、設置に向けて期待感が高まる。
続いて、埼玉県の児童虐待重大事例検証報告書についての質疑でも、児童虐待の防止策が議員から強調された。健康福祉統括監は、町独自の取り組みとして、要保護児童対策地域協議会の設置や、虐待防止マニュアルの見直し、子育て見守り事業の運営状況を報告した。特に、児童虐待防止に向けた職員研修や地域連携が重要であるとの認識を示した。
また、街区公園がない地域における対応が議題に上がり、都市建設統括監が水路の上部や新幹線高架下の活用の検討が進んでいることを述べた。多くの課題がある中で、地域環境の整備と住民のニーズに対する柔軟な対応が求められる。
さらに、地域経済に関する質問では、創業や出店支援の実績が語られ、女性や高齢者、障がい者が働く環境づくりの重要性が再認識された。労働条件のマッチングの場づくりがこれからの課題として注目された。
本会議では、系列の課題に対するさまざまな意見が交わされ、伊奈町の未来に向けた前向きな取り組みが期待されている。