令和2年9月9日に開かれた伊奈町議会では、新型コロナウイルス感染症に関連する支援政策が議題に取り上げられた。
主に、新型コロナ対策として考えられる給付金の分配や支援策の実施状況が中心となった。佐藤 弘一議員は、特に1,500万円の予算が組まれた場合の保証料や利子補給の件数について質問した。佐藤議員は621万円の余剰金が生じ、申請の増加が見込まれると強調し、早期の対応を求めた。町の統計では、今までで21件の申請があり、308万円折り返しにあったとされている。25%の予算消化率に留まり、不透明さも取りざたされている。
次に、1,100万円の予算を使用した「おうちdeグルメ」キャンペーンについての質問も上がった。今回の試みでは、クーポンの使用率が15%と低迷しており、原因究明と今後の改善策が緊急テーマとなっている。町内の飲食業界からは堅調な反応があったものの、クーポンを利用していない店には具体的な購入促進などの必要が認識されている。参加店舗の調査結果も掲載し、さらなる対応を期待する声もあった。
佐藤議員は新型コロナウイルスの経済的影響を懸念し、「がんばれ!伊奈の事業者応援大作戦」についても言及した。予算が余っている状況を鑑み、需要喚起を促す施策の実現が望まれる。763件の申請があっても、実行数事態が思ったほどには及んでいないため、対象者への広報活動を強化し、申請を促す必要がある。町の経済的基盤の強化へとつなげる施策が肝要となる。