令和3年3月19日に開催された伊奈町議会の会議では、複数の重要議案が可決された。
最初に予算特別委員会からの審査報告が行われた。予算特別委員長の五味雅美議員は、令和3年度の一般会計及び特別会計について詳細な質疑応答があったことを指摘し、特に地方交付税と財政調整基金の活用が、今後の住民サービスにどのように影響を与えるかが重要な課題であると強調した。5.3%の減収が見込まれる町民税についての質疑も多くあり、リーマンショックをデータとして引き合いに出し、慎重な財政運営の必要性が表明された。
次に、新庁舎建設特別委員会からの中間報告があった。委員長の永末厚二議員は、新庁舎の基本計画に関する進捗を報告。設計段階が予想以上に複雑であることから、進行が遅れている旨を説明した。特に、北庁舎の切り離しとその後の施設管理については多くの意見が集まり、十分な検討が必要とされている。この新庁舎は地域住民にとって重要なインフラになるが、力強い提言が求められている。
また、全体を通して、質疑応答が議員間で活発に行われ、特に地域住民のニーズに応じた施策の実施が強調された。住民サービス向上のため、介護予防に関連する支援策や各種福祉事業の実施が求められているとされ、より効果的な政策の導入が議論された。今後の進営が期待され、議員らは一丸となって進める必要があると述べられた。