令和４年第３回伊奈町議会臨時会が開催された。
議論の中で注目を集めたのは、上尾市との消防広域化に関する議論である。町長の大島清氏は、上尾市との共同整備や運営を通じて、火災や大規模災害時の安全性向上を目指していることを強調した。
また、令和４年度一般会計補正予算第５号の可決も行われ、歳入歳出それぞれ4,713万5,000円を追加することが決定された。石田勝夫企画総務統括監は、消防広域化の準備経費として、この補正予算が必要であると説明した。
さらに、上尾市・伊奈町消防通信指令事務協議会の廃止に関する協議が行われ、こちらも原案通り可決。安田昌利消防長は、協議会を廃止することで消防体制の向上につながると述べた。
伊奈町は、上尾市と協力して行う消防事務の委託についても検討している。これにより、伊奈町の消防業務が上尾市に委託されることを規定する規約が設定される。この件についても安田消防長が説明を行ったが、特に反対意見は上がらなかった。
臨時会の閉会にあたり、大島町長は、議員らの出席へ感謝の意を示しつつ、町民の安全を最優先する姿勢を改めて表明した。また、来る伊奈まつりの開催についても触れ、感染対策を徹底することを強調した。
議長の永末厚二氏も、熱中症対策を促しつつ、議員らのさらなる活躍を期待する旨を伝えた。