令和6年3月11日の伊奈町議会では、住民参加を促進する施策や町民の健康に関する多岐にわたるテーマが議論されました。
特に注目を集めたのは、HPVワクチン接種の進捗状況でした。
「令和5年度の接種状況は476回で、副反応の報告はありません」と増田喜一健康福祉統括監が述べ、今後の積極的な接種を呼びかけました。キャッチアップ接種の期限が迫っており、効果的な周知も必要とされます。
また、子育て支援に関する考察も浮き彫りになりました。具体的には、退院後の家庭訪問や、乳児健診を通じた支援の重要性が語られました。
「我が町の取り組みは、保護者が抱える不安を緩和するために、より良い環境作りを心がけています」と示されました。
さらに、上下水道の料金に関する質問も取り上げられ、現在は減免制度があるものの、生活困窮者向けの支援が想定されていない現状も指摘されました。
「水道料金をクレジットカードで支払えない理由については、現行の料金システムが非対応であり、令和7年度に新たなシステムに移行する際に検討します」と上下水道統括監は説明。また、クレジットカード決済への対応についても、具体的な検討を計画しています。
最後に、若い世代の町民の意見を反映する方法についても言及され、今後タウンミーティングでの参加を呼びかけたり、柔軟な開催場所の工夫をすると発表されました。
「町民が参与しやすい環境を整備することが重要であり、実際に若い世代からの意見を取り入れる努力を続けます」と強調されました。
この議論を通じて、住民参加や子育て支援の必要性が再確認され、特に若者や子育て世代への手厚い支援が必要との意見が多く寄せられました。