令和5年第4回伊奈町議会定例会が9月5日に開かれ、出席議員は16名で開会された。
会他に特に異議はなく、会期は9月20日までの16日間と決定した。
続いて、町長の行政報告が行われ、大島 清町長は、全国各地での台風や豪雨による被害者へのお見舞いを表明した。さらに、脱炭素事業について埼玉県横瀬町との調整を進めると述べた。
また、町長は、NHK大河ドラマ「どうする家康」に伊奈忠次役としてなだぎ 武氏が抜擢されたことを喜び、地域の知名度向上を図るとした。
次に行われた報告第3号の上程を担当した石田 勝夫企画総務統括監は、土木課職員による物損事故に関する専決処分内容を説明。具体的には、町道での除草作業中に生じた窓ガラス破損事例を報告した。
報告第4号についても石田統括監が説明。令和4年度の健全化判断比率報告書において、実質赤字比率と連結実質赤字比率はともに黒字であることを伝えた。このため、伊奈町の財政は引き続き安定しているとの見解が示された。
報告第5号の説明も行われ、安田 昌利都市建設統括監は、令和4年度の資金不足比率に関する情報を発表。水道事業、公共下水道事業はともに資金不足を生じていないことを確認した。
その後行われた第48号から第59号議案の一括上程では、重要な予算補正や条例改正案の提案が行われ、大島町長が補正予算の必要性を強調。特に、エネルギー価格高騰の影響に対する支援策が求められている。
決算に関する審査報告では、大野 宣子代表監査委員が令和4年度の各会計の審査結果を報告した。全般的に財務報告は適切であると判断され、今後の予算編成に向けた提案もなされた。
この後、決算特別委員会が設置され、委員長に山野 智彦議員、副委員長に大野 興一議員がそれぞれ選出された。
今後の定例会においては、議案に対する質疑を行う予定で、町の行政運営を見守る姿勢が求められている。