令和4年第1回伊奈町議会定例会が2月25日に開会された。
この日は、大島清町長が令和4年度施政並びに予算編成方針を報告した。
町長は、新型コロナウイルス感染症に対しては、さらなる感染防止策の徹底を呼び掛け、子育て世帯への支援や地域経済の活性化にも力を入れる方針を示した。
特に令和4年度の新規事業として、子育て世帯への臨時給付金を実施することを発表。町長は、これにより町民生活の安定に寄与すると強調した。
議会では、町民生活を脅かすコロナ禍の影響が続く中、町民の健康と生活環境の維持が重要であると議員たちが賛同した。
町長は「町民の声に真摯に耳を傾け、適切な施策を講じて参ります」と述べ、町政運営の透明性を保つ意向を示した。
続いて、故上野克也議員に対する追悼演説が戸張光枝議員によって行われた。
戸張議員は、上野氏の業績や人柄を称え、地域に多大な貢献をしたことを心から惜しむ言葉を寄せた。
「上野議員の志を引き継ぎ、町のために全力を尽くすことを約束します。」と述べ、追悼の意を示した。
議事の後半では、令和4年度の予算案が説明された。
特に新型コロナウイルス対策や子育て支援、地域振興に向けた予算が盛り込まれ、総額127億1,000万円の予算案が提案された。
行政報告において、町長は「防災や交通安全対策に関しても予算を策定し、住民の安心を確保してまいります。」と強調した。
今後、予算案に関しては予算特別委員会での審議を経て、最終的に承認を目指す流れとなる。
議会は、さらなる議論を経て、3月1日に次回定例会を開催予定である。