令和4年12月1日、伊奈町議会において、定例会が開かれた。
本日は、町長提出議案に対する質疑が行われ、議員からの具体的な質問が相次いだ。
武藤倫雄議員は、第83号議案についての質疑を行った。上尾伊奈資源循環組合の規約案に関連する内容である。議員は、定数の根拠や、将来的な一方的採決に対する不安などを挙げつつ、慎重な審議を求めた。特に、議員定数が上尾市6人、伊奈町2人と定められた理由に拘りを持ち、その根拠を問いただした。
武藤議員の質問に対し、関口大樹副町長は、定数については人口規模や負担割合を基に決定されたと説明した。議員が挙げた不安についても、十分な協議が行われるため、一方的な採決にはならないと強調した。
さらに、武藤議員は、負担割合の変更に関して、提案する手続きの透明性を求める意見を示した。これに対し、副町長は、規約変更には両市町の議会の承認が必要であると答えた。地域住民への配慮についての意見にも応じ、地域の要望に応じた対応を誓った。
質疑の後は、第73号議案から第85号議案まで、合計13件の議案が常任委員会に付託されることが決定された。また、次会日程として、12月2日から5日までの休会が報告され、次回は12月6日からの一般質問が予定されている。
今回の質疑を通じ、議員たちは地域未来に向けて、適切な意思決定がなされることを期待しつつ、具体的な懸念点を提起していった。