令和3年6月1日、本庄市議会第2回定例会が開催され、重要な市長提出議案が議論された。
最初に、市長が提出した議案に関する質疑が行われ、特に建築物の省エネ対策に関する条例改正が注目された。柿沼綾子議員は「条例改正が省エネ建築物を増やすための施策であるとの理解でよいか」と質問し、企画財政部長の内田圭三氏は「省エネ基準への適合義務を拡大し、手数料を新設することで、実際の建設へ導く」と述べた。
また、教育に関する予算案では、特に修学旅行の中止や延期経費の補助に関する質疑が続いた。高橋和美議員がキャンセル料に関する詳細を尋ねると、教育委員会事務局長の高橋利征氏は「キャンセル料の発生時期は契約内容に依存するが、変更の際の費用負担も考慮している」と説明した。さらに、予算の確保に関する質疑もあり、補助金の利用方法についても詳細が議論された。
特に重点的な議論として、交通政策及び観光政策特別委員会の設置があり、市民の利便性向上に向けた具体的な施策について各議員から意見が出された。委員会内での委員長の選出も行われ、早野清議員が委員長に、冨田雅寿議員が副委員長に選任された。
この後は、次回の会期として休会後の6月17日から再度本会議が行われることが報告された。議会においては、効率的かつ効果的な市政運営が求められており、今後の活動が期待される。