令和4年11月29日、本庄市議会第4回定例会が開かれた。本日の議事では、市長提出の各議案に対する質疑が行われた。特に、第74号議案と第83号議案での活発な議論が印象に残った。
第74号議案に関しては、内田英亮市議が本庄市勤労青少年ホーム設置及び管理に関する条例の廃止について質疑を行った。内田市議はこの廃止の理由と利用者の状況に関して詳細な質問を投げかけた。経済環境部長の韮塚亮氏は、利用ニーズの低下と施設の老朽化が主な理由であり、すでに大半の利用団体が他施設へ移転する準備を進めていると説明。地域での公共施設の縮小に伴い、今後の計画も定められているという。
また、第83号議案の質疑では、再び内田市議が登場し、令和4年度の一般会計補正予算に関する詳細について質問。新たに委託される高校生による魅力発信業務については、その効果と事業内容が焦点となった。企画財政部長の内田圭三氏は、地域との連携を深め、高校生が自らの手で発信することで、市に対する愛着を高めていく狙いがあると強調した。今年度は仮想空間での実施を予定しているが、令和5年度に向けてはリアルイベントの開催を目指すという。
一方で、市民生活部長の早野悟氏によると、交流センターの管理費用に関しても予算が計上されており、地域社会の活動を支えるための重要な取り組みであると伝えられた。
他にも、議会内での意見交換が行われ、各議案が活発に議論される中、本日は質疑が終了。次回は12月15日に本会議が再開され、一般質問が実施される予定である。議員らは議論を通じて市民の声を反映し、より良い施策の実現に向けて努力している。