令和4年本庄市議会第4回定例会が12月15日に開かれた。
今回の会議では、議員からの市政一般に対する質問が行われ、市内の環境整備や通学路の安全確保、さらには文化財の保存活用策について様々な意見が交わされた。
まず、早野 清議員(自由民主党本庄クラブ)は、児玉町中心市街地の環境整備についての質問をし、特に県事業による電線地中化や歩道整備についての進捗状況を強調した。早野議員は、このプロジェクトが児玉町の中心市街地の交通安全に寄与することを期待しており、「できるだけ早急に進めてほしい」と述べた。
吉田 信解市長はこれに対して、国道462号の整備状況について説明した。この事業は、児玉町の重要な幹線道路であり、歩道の整備が遅れている現状があるため、引き続き県と連携し、年内に完了予定である旨を答弁した。さらに、未筆界問題に対して、県は様々な制度的手段を模索している状況も述べた。
次に、同じ議員は市道の拡幅や公有地の活用についても質問した。特に、近隣の児玉児童公園の利用が増えていることや、市道の進捗状況について強調し、更なる環境整備の必要性を訴えた。市長は公有地の活用について、地域住民との連携を強める方針を示し、環境整備の重要性を再確認した。
また、別の議員からは、本庄市のシティプロモーションについても質問が寄せられた。山田 康博議員(市議団未来)は、地域特徴を活かしたシティブランディングが不可欠であるとし、本市の未来像を具体的に示すことの重要性を指摘した。市長は、やはり地域の資源を適切に活用し、市民の意見を基にしたまちづくりを進めていく考えを強調した。
さらに、銅像「旅立ちの朝」についての認知度向上への取り組みも議題に上がった。議員からは、銅像の意味を分かりやすくする施策を提案し、市としてもその必要性を認識しているとの返答があった。