令和2年6月30日、本庄市議会第2回定例会が開催された。議事の主要な内容として、様々な議案に対する討論と採決が行われ、その結果が報告された。
本開催の中では、「17号バイパス及び幹線道路整備対策特別委員長報告」が大きなテーマとなった。特別委員長を務める林富司議員は、バイパスの進捗に関する詳しい状況を説明した。国の予算として35億円が計上され、年々増加しているとのこと。また、機能補償道路の整備や神流川橋の工事に関する計画についても言及された。
質疑応答では、費用負担の決定経緯が焦点となり、議員らから確認が求められた。林議員は、今後も調査研究が必要で、継続審査を行うことに全会一致で決定されたと強調した。
次に、各常任委員長からの報告も行われた。特に、総務常任委員長の高橋和美議員から報告された議案の中で、第44号議案では軽自動車税の減免に関する説明があり、減免理由の確認方法が質疑された。これに対して、高橋議員は、実際には障害者手帳の等級変更などで対応していると答弁した。
市長提出の議案に対しても熱心な討論が行われ、国民健康保険税や教育に関する予算の補正についても意見が交わされた。特に、暫定的に設けられたタブレット端末の配備に関する議案では、新型コロナウイルスの影響を考慮した対応が求められる中、リース方式での補助金交付システムについての質疑もあった。
本定例会では、市長提出の第72号追加議案として新型コロナウイルス感染症対策も盛り込まれた。市長は、財源の減額を踏まえた新たな支援対策について説明し、全議案に対して慎重な審議を重ねた結果、賛成多数で可決された。
会議の最後には、吉田信解市長から市政の進展やコロナ対策、今後の議会への協力のお願いがあり、全議員から高い関心をもって聞かれた。最後に、閉会の挨拶があり、本庄市議会第2回定例会は終了した。