令和2年第2回定例会が本庄市議会で開催され、多くの議題が取り上げられた。特に新型コロナウイルス感染症にかかる緊急経済対策に関する議論が目立った。
市長提出の経済対策案について、議員たちは様々な質問を投げかけ、質疑応答が行われた。例えば、柿沼綾子議員は、寄付金税額控除の特例について、手続きがどのように行われるか説明を求めた。企画財政部の内田圭三企画財政部長は、以前の法律改正に基づき、申告により控除が適用されると説明した。また、商工業振興費の予算に関する質疑も多く寄せられ、特に店舗改修費の補助金制度に関しては、具体的な補修内容が問われる一幕もあった。
さらに、教育関連の議題についても議論が行われた。田中輝好議員は、ICT環境整備事業で配備されるタブレットの仕様に関して質問し、小中学生が安全に利用できるためには、Wi-Fi環境の整備が重要であると強調した。一方、商工会議所の役割について懸念が示され、内田英亮議員はチケット配布のための条件が公平でないのではないかと指摘した。
逆に、今井和也副市長はこの事業が商工会の協力により円滑に行えるとし、入会条件を設けた理由を説明したが、一部議員からの反発も受けた。このように会議は多様な意見で盛り上がり、住民の生活支援に向けた議論が活発に行われた。
最終的には、各議案は採択され市長提出の議案が無事に承認され、休会を挟んだ後の次回の議会の日程も確認されるなど、順調な進行がみられた。