令和4年12月21日、本庄市議会第4回定例会が開催された。
この会議では、特にインボイス制度に関する請願が注目を集めた。総務常任委員会の清水静子議員は、「新型コロナ危機の収束が見通せない中、インボイス制度実施に向けた請願書が提出され、慎重な審査が行われた」と述べた。
請願者は「市内業者のうち9割が免税業者であるため、インボイス制度の導入が地域経済に与える影響を考慮すべき」と訴えた。コロナ禍の影響を受けて、インボイス制度が中小企業や個人事業主の事務負担を増加させるとの懸念があり、従来の想定より多くの業者が課税対象となる可能性が指摘された。
この請願は全会一致で継続審査となり、今後の議論が期待される。
また、道路整備についても報告がなされた。小林猛議員は「17号バイパス及び幹線道路整備が新規事業化されたことについて、埼玉県との協議が進展している」との報告を行い、全線開通に向けた関係機関との連携強化を強調した。
交通政策については、広瀬伸一議員が、県内鉄道整備に向けた要望活動や新たな鉄道整備計画が議論されたことを踏まえ、「今後も地域と関係機関との協力が必要である」と発言した。
市長提出議案については、財政課の報告で、適用予定の変更や補助金について様々な質疑が行われ、理解が深まった。特に、予算の効率性や公用車の見直し、自動車の電動化を進める観点からの発言も目立った。