令和元年の本庄市議会第3回定例会が開催され、さまざまな議題についての質問が行われた。
中でも、南小学校区の公園については、門倉道雄議員が住環境の変化に伴う公園整備の必要性を指摘した。最近の住宅開発により、同地区の公園が不足しており、避難場所としての機能も不十分であるとのことだ。具体的な改善策を求める質問があり、浜谷恒平都市整備部長は、公園整備が市民のニーズに応えていることを指摘しつつ、今後も継続的に整備を進める意向を表明した。
さらに、市立中学校の部活動についても議論が展開された。門倉道雄議員は、部活動の重要性を強調し、生徒や教員の負担軽減のために外部指導者の活用を求めた。高橋利征教育委員会事務局長は、部活動方針の制定により健全な活動を促進していると説明し、教員の負担軽減と生徒の多様な学びの確保を目指していると述べた。
また、食品ロスの削減に関する取り組みも重要な議題となった。山田康博議員は、全国的な問題である食品ロスの現状を踏まえ、本市でも市民と連携した取り組みが必要であると提言した。経済環境部長の木村章寿は、フードバンク活動や啓発活動を通じた市民の意識向上を図る方針を示した。特に、企業との連携を重視し、具体的な施策を進めていく考えを述べた。
さらに、福祉部長は、本市における高齢者の見守り活動の重要性も強調した。民生委員のサポート役として福祉委員の設置を提案し、地域での支援体制の充実を図ることの必要性を強調した。地域福祉活動を推進するために、民生委員の経験豊富なOB・OGを活用するアイデアについても議論が行われた。