令和2年12月21日の本庄市議会第4回定例会が開かれ、重要な議案が可決された。特に、17号バイパス及び幹線道路整備対策特別委員会における報告が注目を浴びた。
特別委員会の報告を行った林 富司議員は、17号バイパスの整備状況について触れた。神流川橋の架け替えが令和4年度に開通予定であり、沼和田地区の工事も進行中である。また、国に対し未着手の国道462号から深谷市区間の早期事業化を訴える方針を示した。
さらに、質疑や討論も行われ、特に道路整備に対する予算確保の重要性が強調された。林議員は、郵送による要望活動についての協議を経て、国に対して郵送の要望も真摯に受け止められることを確認した。
付託議案の一括上程が行われ、第95号議案から第144号議案、合計20件が審議された。この中で特に、第95号議案の本庄市特別会計条例廃止が注目された。議員はこの条例廃止に反対の声を上げる意見があり、様々な意見が交わされた。
総務委員長の高橋 和美議員は、議案への質疑に対し詳細に説明。特に、第106号議案の避難所用パーティション購入に関して、軽量かつ取り扱いやすい材質であるべきとの意見が共有された。加えて、災害時の利用を見越した合理的な選定理由が説明された。
市長提出の追加議案についても想定を上回る定住促進事業の申請件数が確認され、議会では支援策がさらに強化されることとなった。特に、移住・定住促進事業の継続的支援が、今後の地域の活性化につながることが期待されると議論された。
さらに、今回の定例会では、教育関係での修学旅行中止に伴う補助金の支出が可決され、市民に対する配慮も見られた。それに伴い、次年度に向けた持続的な支援体制が構築されることも視野に入れられている。
最後に、議長の挨拶では年末の多忙な中久々の会議の開催を感謝され、さらなる市政の進展に向けた活動が確認された。市長も議員の皆様に感謝の意を示し、引き続き市民のための施策の推進を約束した。