令和5年8月29日、本庄市議会は第3回定例会を開会し、市長提出議案への質疑が行われた。
本日の会議では、特に第52号から第60号議案までの市長提出議案について議論された。このうち第53号議案では、工事請負契約の変更契約に関する質疑が浮上した。内田英亮議員は、請負代金額の変更理由に関し、詳細な説明を求めた。企画財政部長の内田圭三氏は、急激なインフレーションや予期しない事情により、請負代金が不適当となる場合の法規について言及し、インフレスライド条項の運用について説明した。
続いて、内田議員は、設計図書の変更点についても質問を行い、コア抜きや開口部の拡張に関する具体的な指摘があった。これに対し内田部長は、追加調査の必要性や変更の詳細について具体的な金額を示しながら回答した。特に、今回の変更契約により、総額2,326万9,400円の増額が見込まれ、その内訳も明らかにされた。
このほか、議案の質疑では市の財政状況や観光推進事業についても話題に上った。特に観光推進事業の601万9,000円の工事費について質問が出た。新たな公衆トイレの設置に関し、材質や仕様変更が観光地にふさわしいものとなるよう配慮されていると報告された。
議案の全体を通して、議員からは電気料金や光熱費の高騰について特に関心が寄せられた。市民生活部長の早野悟氏は、指定管理者制度に基づく補填の状況についてふれ、周辺自治体での補填実績についても言及した。今後の物価高騰の影響を踏まえた、市の対応についても議論が進められた。
これらの質疑を経て、本日の会議は次の休会を含む日程が報告され、9月14日の本会議再開が告げられた。散会までに多くの議案が審議され、会議は円滑に進行した。