令和2年3月18日、本庄市議会第1回定例会が開催された。今回は特に17号バイパス及び幹線道路整備対策についての報告が注目を集めた。
特別委員長の林 富司議員は、新型コロナウイルスの影響もあり、予定を変更したことを明らかにした。国道17号バイパス本庄道路の進捗状況についての説明も行われ、関係職員との連携を強化する意向が示された。この件に関しては、「今後も調査研究が必要」との意見が全会一致で採決され、継続審査となった。
また、付託された多くの議案についても議論が交わされた。総務委員会での高橋 和美議員の報告によれば、特に注目されたのは第1号議案・本庄市長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例である。この議案については、「善意無過失の範囲について」との質疑が上がった。
教育長の勝山 勉氏も議場にて発言し、新型コロナウイルス対策の一環として各学校での対応指針について説明を行った。市民の安心安全を最優先に据えた施策を推進する姿勢が示され、教育現場における新たな取り組みについても期待が寄せられた。
また、議員提出の案件では、特に国民健康保険における保険税の問題が厳しい指摘を受けた。特に柿沼 綾子議員は厳しい税負担を強調し、改善を求めた発言が印象的であった。「市民負担を軽減するためには、保険料の引き下げが必須」と意義を唱えた。この問題は、全世代型社会保障改革を受けた影響を受けるであろう新たな課題でもある。市民福祉の増進が地方自治体に課せられた責務であるため、根本的な見直しが期待される。
最後に、今回の定例会では市長及び教育長各々から挨拶があり、今後の市政運営への意気込みが語られた。新型コロナウイルス感染拡大防止に向けて全庁を挙げた取り組みが必要であり、議員の協力を求める声が強調された。