令和元年9月20日、本庄市議会第3回定例会が開かれた。主要議題には、17号バイパス及び幹線道路整備対策に関する特別委員長の報告が含まれ、道路整備の重要性が改めて確認された。特別委員長の林 富司議員は、国道17号バイパス本庄道路の早期整備促進に向け、財務省や国土交通省に対し要望活動を行った経緯を紹介した。
林氏は、「バイパスの早期整備について予算づけをお願いしてまいった」と述べ、早期の事業化を求めた。質疑応答では、議員から早期整備の実現に向けた具体的な行動に期待が寄せられた。最終的には、特別委員会の報告が全会一致で継続審査と決定された。また、予算案の一括上程も行われ、複数の提案があり、各常任委員長からの報告が行われた。
特に、総務委員会からは、会計年度任用職員制度の導入と、それに伴う報酬問題が取り上げられ、賃金アップと雇用の安定が議論された。議員の柿沼綾子氏は、「この条例は不安定雇用の状況を改善しない」と指摘し、正規職員との待遇差の解消を訴えた。
また、厚生文教委員会の報告においては、公共施設の維持管理を担う職員への支援策が提案され、質疑を通じて地域のニーズに応じた対応が求められた。市長提出の追加議案に関しては、誤解を招く可能性もあるため、関係者からの説明があり、活発な質疑が行われた。
吉田 信解市長は、今後の議会運営に対する期待を示しつつ、住民の福祉向上に向けた施策の充実を約束した。そして、全議案は無事に可決され、定例会は円満に閉会した。市議会の特別委員会は、今後も議論を深めていく方針であり、市民生活の改善につながる計画が進むことが期待されている。