本庄市議会の令和5年第4回定例会が12月20日に開催され、大勢の議員が出席した。
今回の定例会では、特別委員長が提案した17号バイパス及び幹線道路整備について、交通政策及び観光政策の進捗状況が報告された。
この2つのテーマが、特に議論を引き起こした。
まず小林猛議員による17号バイパス及び幹線道路整備対策の報告では、最近の埼玉県庁への表敬訪問を経て、整備の進捗が確認された。
この際、吉田信解市長は「地元選出の県議会議員とともに、必要な支援を強化し、今後も進捗を見守る必要がある」と期待を込めた。
続けて、広瀬伸一議員が報告した交通政策に関しては、本庄市がJR東日本本社を訪問し、地域の交通課題に対する要望活動を行ったと述べた。
この要望には、JR高崎線の15両編成列車運行や、新車両センターの設置など、地域の鉄道インフラ改善が含まれている。
これに対して、木村常務執行役員が「八高線の活性化は重要であり、ポテンシャルを生かした運行が必要」と応じる一幕もあった。
議会では、両報告に対する質疑・討論が設けられ、出席議員は各々の意見や質問を挙げて、真剣に議論を交わした。
その後、議会は市長提出の一般会計補正予算や、各議案についての採決が行われ、いずれも全会一致で可決された。
特に、補正予算における住民税非課税世帯への物価高騰対応支援が高く評価され、今後の実施に向けた準備が進められる旨も説明された。
また、追加議案の内容も全て承認され、市長は最後に「議会の皆様のご協力に感謝し、今後とも市政の発展に尽力していく」と挨拶を締めくくった。
本庄市の交通政策や道路整備の取り組みが、引き続き市民生活の改善に寄与することが期待される。