令和6年本庄市議会第1回定例会が2月26日に開会された。
先ず、市長から施政方針が述べられ、吉田信解市長は、"昨年の震災や国際情勢についての懸念に応え、持続可能なまちづくりを目指す"と強調した。さらに、令和6年度の予算は556億753万7,000円とし、前年より5.2%の増加を見込んでいる。
また、市長は特に、"物価高騰への対応には力を入れる"とし、安全・安心な生活を守るための施策を展開する意欲を示した。予算案には出産から教育まで切れ目のない支援を行う「まるごと子育て支援」や、「みんなのためのデジタル化」に向けた取り組みが計上されている。
その後、冨田雅寿議長は議長辞職の挨拶を行い、"2年間の活動を振り返り、今後の市議会への期待を述べた。"新しい議長には粳田平一郎議員が選出され、"市政に寄り添う議会を進めたい"と就任の挨拶を行った。これに続いて、副議長として山口豊議員が選ばれた。
さらに、いくつかの特別委員会及び常任委員会の委員選任が行われ、様々な政策課題に向けた議論を準備する体制が整った。特に、交通政策及び観光政策特別委員会の選任について、冨田雅寿議員が新たに選ばれ、これからの取り組みが期待される。市長が提案した36の市長提出議案の審議が進められ、環境問題や福祉施策の強化が求められる中、政策の具体性が強調された。