令和元年6月3日、埼玉県本庄市で第2回定例会が開かれた。
議会運営委員会からの報告に基づき、会期は本日から6月25日までの23日間と決定された。議長の田中輝好氏は、議会におけるスムーズな運営と市政の進展に向け、全議員に協力を促した。
市が提案した今回の議案は、全20件に上る。中でも、本庄市議会委員会条例の一部を改正する条例が上程され、岩崎信裕議員が目的や内容について詳細に説明を行った。「市の組織改正に伴い、常任委員会の所管について名称等を変更するものである」と述べ、改正後の規定は平成31年4月1日から適用されることを強調した。
また、「本庄市森林環境基金条例」の設置についても議題に上り、吉田信解市長は新設の基金で森林環境整備に要する経費を賄う意義を述べた。市長は「地球環境保護の観点から森林の保全や育成を進めることが急務である」との考えを示し、議員の賛同を求めた。
市は議案の廃止に関しても報告した。具体的には本庄市在宅医療等推進協議会の廃止が提案されており、これは新たに設置された本庄市児玉郡在宅医療・介護連携推進協議会に役割が重なるためである。
議案の質疑はなく、すべての議案は無事可決される見込みとなっている。本定例会では、令和元年度の予算案についても審議がなされており、市長は「重要な政治判断となる」と言及し、慎重な審議を求めた。さらに教育関係や福祉号に関連する予算案も提出され、今後の市政運営にどのように影響を与えるかが注目される。
最終的に、田中議長は次回の会議が6月4日に予定されていることを告げ、この日の散会を宣言した。議員たちは今後の進行について議論することになる。