令和3年本庄市議会第1回定例会が3月23日に開催され、17号バイパスおよび幹線道路整備に関する特別委員長報告が行われた。
特別委員会の報告では、県道花園本庄線の整備状況について説明があり、用地買収が約7割進捗しているとのこと。今後も埼玉県と連携し整備を進める意向が示された。委員長の林富司氏は「継続審査を行う意義がある」旨訴え、全会一致で継続審査が決定された。
また、会議では各常任委員長による報告も行われ、特に市長提出の各議案については質疑応答が活発に展開された。特に新型コロナウイルスワクチン接種に関連する市民健康安全対策が中心テーマとなった。
柿沼綾子議員は、疫病対策として特に市民全体への情報周知の必要性を強調。一方、高橋和美議員も接種体制について言及し、「市内高齢者への接種方法は、施設内での医師によるもの」との説明があった。ワクチンの供給状況に応じて計画を見直しながら進めるとのこと。
今回の一般会計補正予算が可決され、新型コロナに特化した予算が設定される。福祉施設への感染対策のための予算も盛り込まれ、老人福祉センターの保全計画も絡めた形で討論が進んだ。今後の施策については、さらなるフォローが求められるとともに、市民の生活支援策が急務であることが強調された。
市長からの挨拶では、「議会の協力を得て施策の実施に努め、引き続き市民の安全を守る所存」とのコメントがあった。議会は、新型コロナウイルス対策の一環として様々な施策の検討を行い、今後の会議で進捗を確認していく方針である。