令和4年本庄市議会第2回定例会が6月3日午前10時に開会した。
冨田雅寿議長は開会を宣告し、議事日程を報告した。この日の議事では、会期の決定や市長提出議案の報告が行われる予定である。
会期の決定に関して、早野清議会運営委員長が報告した。会期は本日から6月29日までの27日間が提案され、議会運営委員会での協議を経て決定することが了承された。これについて冨田議長は「ご異議ありませんか」と問いかけ、「異議なし」との声により会期が正式に決定した。
次に、市長提出議案の報告が行われた。吉田信解市長が壇上に立ち、本定例会に提出された議案は合計12件で、条例改正が複数含まれているという説明を行った。特に、本庄市税条例等の改正案や、重度心身障害者医療費支給に関する市条例の改正案は、医療機関への現物給付に関する改正を含んでいる。
続いて、山下部勝副市長が議案内容の詳細を説明した。第38号議案においては、地方税法の改正に伴う変更があり、市税条例の一部改正を行うとされている。特に、登記所から市町村への通知事項が拡大されることで、納税証明書の交付に関する手続きも変更され、特定条件下での個人情報保護にも配慮されるとのことである。
また、医療に関する条例改正では、重度心身障害者向けと子ども医療費支給の現物給付拡大に重点が置かれている。これにより、より多くの市民が医療サービスを受けやすくなることが期待されている。吉田市長は「市政進展のため、議員の皆様には誠に感謝に堪えない」とその意義について強調した。
経済や福祉に関連する予算案も提出されており、具体的には新型コロナウイルスワクチン接種に関連した費用が重要な部分を占めている。議案における補正予算は substantial であり、今後の審議において重要な議題となることが予想される。
本日の休会を挟んで、議会は6月7日に再開し、提出された議案に対する質疑及び委員会付託が行われる予定である。議論の展開に注目が集まる。