令和4年3月18日、本庄市議会の第1回定例会が開催され、複数の議題が取り扱われた。特に、新型コロナウイルス対策、学級閉鎖や保育施設の休園、アルコール提供の規制などが議論された。議議員の施政に対する質問が繰り返され、市長や教育長が詳細な説明を行った。
まず、門倉道雄議員が新型コロナウイルス対策に関して質問をした。特に、ワクチン接種状況の進捗とアフターコロナ、ウィズコロナをどう捉えるかについて市長は、ワクチン接種は年間でおおよそ85%、3回目接種は22%に達していると報告した。また、アフターコロナにおいては新たな生活様式を模索したいという意向を示した。
次に、学級閉鎖や保育施設についての質問が続いた。爆発的に広がるオミクロン株の影響を受け、学校の対応として、感染者の多さに応じて、適切な判断を下さなければならない状況が説明された。それに対して教育長は、国および県の指導に基づき、迅速な対応を強調した。
さらに、巴高志議員の質問に対し、町のコンパクトシティを実現するための施策が報告され、本市においても地域交通の整備計画が策定中であることが伝えられた。特に、交通における利便性や環境負荷の低減が市の重要なテーマになっていることが議論された。
この後、広瀬伸一議員が本庄駅の駐輪場を無料にする提案を行った。市長は、民間との競争や経済的配慮から、直ちに無料化は難しいと述べながらも、料金体系の見直しについては今後も検討していくとの考えを示した。
結論として、市議会は多くの関連事項について討議し、地域住民に向けて様々な福祉政策や防災対策が優先順位を持って進められるべきだという意見で一致した。また、市民からの実態調査によって具体的なニーズを探る意義も強調されている。市長は今後とも、提案を開かれた姿勢で受け入れ、高められた市民の生活環境に対して真摯に向き合うと述べた。