令和3年第1回定例会において、本庄市の様々な重要課題について議論が行われた。
特に注目されたのが、上下水道の健全化に関する問題である。巴高志議員は、上下水道の経営戦略について、老朽化や人口減少の影響を指摘した。福島好則上下水道部長は、公共施設運営支援の取り組みや健全な経営の重要性を説明し、経営基盤を推進する方向性を示した。
続いて、塙保己一の没後200周年を祝う記念事業についても多数の発言があった。高橋利征教育委員会事務局長は、記念講演会や特別展などの詳細を紹介し、地域の連携を強化する重要性を訴えた。
また、高橋和美議員は食品ロス削減について質問し、地域への啓発やフードバンク支援の推進が必要と強調した。韮塚亮経済環境部長は、国や県との連携を強調し、具体的な取り組みを表明した。
高齢者の孤立や孤独死に関する議論も盛り上がった。林富司議員は、地域の見守り活動の重要性を述べ、原史子福祉部長が行政の取り組みを紹介した。地域包括支援センターとの連携を活かし、孤立した高齢者を支えるシステムが求められている。
最後に、コロナ禍における事業者への支援策についても質疑があった。山田康博議員は、支援内容の分析と今後の課題について発言し、経済環境部長は実績や今後の支援策について説明した。特に業種ごとの支援内容や柔軟な制度の整備が重要視されるべきとした。