令和2年の市政一般質問では、新型コロナウイルス感染症に関する複数の課題が浮上した。
まず、行政手続のオンライン化の進捗状況と展望については、総合政策部長の水口知詩氏が説明。デジタル手続法が施行され、28の行政手続で電子申請を実施しており、今後も新たな仕組みづくりが求められるとした。
次に、水道基本料金一時無料や市税の納付延長についての提案が出され、他行政の例を挙げながら議論された。この緊急性に対しては、建設部長事務代理の森田善廣氏が、柔軟に対応していく意義を示唆した。
また、福祉政策としてのサポート利用券の交付についても議論が交わされ、健康福祉部長の鈴木貴久氏は、今後の高齢者支援の取り組みについて説明した。
特に、熱中症対策も重要視され、地域の公共施設の役割が再認識される中、クールオアシスの設置拡大が議論に上った。市民に向けた周知の必要性も指摘された。
さらに、台風対策においても、従来通りの運営が即座には難しい点を懸念する声が上がった。災害対応に従事する職員への感染予防策も要望され、総務部長は適切な運営の取り組みを強調した。
針ケ谷公園に関しては、利用者の意見を重視して整備が進められるべきとし、まちづくり推進部長の落合慎二氏が説明を行った。公園の改修に向けた具体的なスケジュールについても質問が寄せられた。