令和6年第3回建設環境分科会が6月13日に開催され、主に富士見市の一般会計補正予算が審査された。
この会議では、議案第51号の審議が行われた。議題には、防犯対策事業の扶助費や市道第5101号線の整備案が取り上げられた。具体的には、犯罪被害者への見舞金の計上や、道路整備の今後の見通しに関する質疑が行われた。
質疑の中で、山下淑子委員が防犯対策の扶助費について質問した。山下委員は、見舞金の金額として計上されている40万円が、遺族見舞金30万円と重傷病見舞金10万円の合算であるかどうかを確認した。これに対し、協働推進課長の大堀一敏氏は、山下委員の指摘を認めた。
また、山下委員が「遺族見舞金1件分が1世帯分である」と確認したところ、大堀課長はそれに対し「おっしゃる通りでございます。」と賛同した。さらに、重傷病見舞金の計上方法についても質疑が交わされた。大堀課長は、1件の計上が1人分であることを明言した。
一方、川畑勝弘委員は市道第5101号線に関して、今後の整備の見通しを尋ねた。道路治水課長の厚澤淳一氏は、今回の補正予算を受けて契約手続きを進めた後、地権者との境界確定を行うと回答した。このプロセスが完了すれば、道路整備の進展が期待できるとの見通しを示した。
さらに、川畑委員は、未確定な境界に関する測量についても質問し、地権者との調整が必要であることを指摘した。厚澤課長は、「丁寧な説明を通じて、合意を得られるよう努めていく」と述べ、地権者の協力を得るための運営方針を強調した。
質疑を通じて、本分科会は予算案に対する理解と、今後の市道整備の重要性を確認し、会議は閉会した。採決は予算決算常任委員会で行われる予定となっている。