令和元年第3回富士見市議会定例会では、教育や福祉、公共の場所での禁煙に関する市政一般質問が行われた。
議会ではまず、教育分野に関する進捗が話題にされ、小中一貫教育における取り組みが評価された。各中学校区ごとに協議会を設け、教育の質を向上させるため、教員と生徒による交流活動が進められている。その中で挨拶運動を通じて、互いに良い影響を与え合う様子が報告された。
一方で、小学校において英語教育やプログラミング教育も強化されている。文部科学省が策定した指針に基づき、各校で特色を活かした教育手法を展開しており、AETを活用することで、実践的な英語学習が進められている。
福祉の分野では、知的障がい者にもおむつを支給する制度の導入の可能性が議論され、今後研究を進めることが確認された。また、高齢者の独居問題やひきこもりに関する現状も報告され、特に大人のひきこもりに対して専門窓口の設置が重要とされる中、各課が連携して地域課題に取り組む重要性が強調された。
さらに、公共の場所での禁煙に関しては、健康増進法の改正を受けて市内公共施設では全面禁煙が実施され、周知を行う必要性が確認された。特に鶴瀬駅周辺のポイ捨て対策が未だ課題とされ、効果的な啓発活動が求められている。
議会はまた、投票率向上のために期日前投票所の設置を試行し、今後もさらなる施策の拡充に向けた取り組みが重要であるとの考えが示された。本議会での各質問を通じて、教育や福祉政策、地域環境の改善について多角的に意見が交わされ、市民生活の向上に向けた努力が続けられている。