令和5年12月7日、富士見市にて建設環境分科会が開催された。
出席したのは全員で、分科会長を務める小川匠氏が開会を宣言した。会議では、三つの議案について質疑が行われた。これらの議案は、富士見市の予算や都市計画に関わる重要な内容を含んでいる。
初めに審査されたのは、議案第78号である令和5年度一般会計補正予算の件である。この中には、市民文化会館の維持管理に関する繰越明許費が含まれている。川畑勝弘委員が質問したのは、受注者から請求されない理由についてであった。小川分科会長がこれに対して、協働推進部副部長兼文化・スポーツ振興課長の下田恭裕氏が詳細を回答した。
下田氏は、今回の繰越明許は大規模改修工事設計業務委託に関連しており、契約総額が4,057万6,800円であることを説明した。部分払い金に関しては、業者が請求しないという判断を下した理由は、設計業務の性質上、中間の出来高検査が難しいことと、工期が令和6年6月28日までであるためであると述べた。
次に、議案第81号の鶴瀬駅西口土地区画整理事業についての質疑は、特に上がらなかった。小川分科会長は質疑がないことを確認し、その後の議案第82号についても同様に進められた。こちらも質疑は無く、順調に進行した。
すべての議案に関する質疑が終了後、分科会長は審査を終えたことを告げた。採決の手続きは今後の予算決算常任委員会で行われることとなる。会議は午前11時07分に閉会され、委員たちは今後の進展に期待を寄せる形で分かれた。