令和4年第1回富士見市議会定例会が開催され、市政一般質問が行われた。本会議では、新型コロナワクチンの接種状況に関する質問が特に目立った。現在、富士見市においては、ワクチン接種の進捗が見られ、接種率が徐々に向上している。特に、3回目の接種率が増加傾向にあり、担当者は「引き続き集中的に接種を進めていく所存です」と述べた。国からの情報発信も強化され、医療機関での接種機会も確保されている。
また、成人用のワクチン手帳に関して、他自治体での導入事例が紹介され、本市でも推進の余地があるのではないかとの意見が出されたが、現状では全国統一の書式が存在しないため難しいとの見解が示された。さらに、保育施設における感染事例についての報告があり、特に新型コロナによる影響で休園が続く中、保育士や施設が十分な感染対策を講じているが、引き続き地域や学校、家庭との連携が必要とされた。
サイクリングコースについての質問もあり、県による堤防天端の舗装工事が富士見市においても行われていることから、今後の拡大に向けた検討が必要であるとされた。特に、新河岸川や柳瀬川の堤防は自転車にとっての重要な通行路であるため、幅広い利用が見込まれるという。また、事務担当者は、今後の整備計画や管理費用についても説明した。
警察との連携による安全対策もあった。KEEP38プロジェクトについて、通学路周辺の交通安全教育が必要であることが確認され、学校や地域、保護者との連携による取組が強化される見込みである。
防災活動については、東日本大震災以降の支援状況についても話題となり、特に被災者との信頼関係が深められてきたことが述べられた。市は今後も継続的にその関係を維持する努力をするとしており、具体的な行動計画が示された。