令和3年6月10日に行われた建設環境分科会では、富士見市の補正予算が審査された。
主な議題として、オリンピック・パラリンピック関連の経費見直しが取り上げられた。伊勢田幸正委員は、イベント開催を予定していたパブリックビューイングについての補正がないか確認した。これに対し、オリンピック・パラリンピック担当課長の鳥海謙一氏は、当初予算どおり進める考えを示した。
また、パブリックビューイングに対する市の方針変更の可能性についても質疑が行われた。鳥海氏は、「県のまん延防止措置により、状況を見て判断が必要」との見解を述べた。国や県からのメッセージにより、今後の施策が影響を受ける可能性を示唆した。さらに、関係者の受け入れについても言及し、必要な感染症対策を講じる必要性と、マニュアルの作成状況を報告した。
次に、篠原通裕委員が市道の道路修繕事業について質問した。道路治水課長の厚澤淳一氏は、住民からの修繕要望に基づいた補正予算の必要性を説明した。厚澤氏は、修繕が必要な理由は住民の歩行者や自転車の安全を考慮したためだと強調した。
さらに、小川匠副分科会長は、レスリングチーム関係の予算増額について質疑した。鳥海氏は、試合による選手数の増加を理由に挙げた。その結果、選手及び関係者の受け入れに伴い、関連経費が増加した経緯を説明した。
また、新型コロナウイルス対策に関し、選手団の安全を確保するため、関係者と連携した計画を策定しているとした。今後も感染症対策を講じ、スムーズに選手を受け入れる準備を進めることが旨報告された。ひとまず、議案第48号の質疑は終了し、予算決算常任委員会における採決を委任することが決定された。分科会は午後2時16分に閉会となり、今後の進捗が注目される。