令和4年9月13日、富士見市の建設環境分科会が開会し、各議案の審査が行われた。今回は、令和3年度の一般会計および水道事業会計、下水道事業会計に関する決算認定が主な議題であり、多くの関係者が参加した。
最初に議案第74号、令和3年度富士見市一般会計歳入歳出決算認定についての審査が実施された。この議案に関して、加賀奈々恵分科会長は、令和2年度からの財政状況や地域振興に寄与する施策が効果を上げていると強調した。また、報告書内では、文化・スポーツ振興課の実績が評価され、市民総合体育館の利用状況が前年度に比べ増加したことが示された。
続いて、議案第81号の水道事業会計決算認定に関する議論がなされた。水道課の横山博水道課長は、令和3年度は有収水量が増加し、収益が改善されたと述べたが、新型コロナウイルスの影響による減免措置が必要だった場合の状況についても言及した。また、今後の収益維持のため、漏水調査や早期修繕の重要性が示された。特に、減免の影響を受けなかった場合の水道料金収益についても報告され、経済状況に左右されることが明らかになった。
さらに、議案第82号、下水道事業会計決算認定についても審査された。下水道課の浅見孝久下水道課長は、令和3年度の浸水対策として新たな工程を検討していると語り、今後の雨水対策にも着手する意向であると報告した。特に、令和3年度には大きな浸水被害がなかったことが確認されたが、引き続き整備状況の把握が必要であるとの見解が示された。