令和5年第1回富士見市議会定例会では、次期教育長の任命など、重要な議案が議論された。
議長の斉藤隆浩氏は、議会が成立したことを確認し、日程に従って進行した。議案第33号について、山口武士氏が教育長に再任されることが提案された。初めに質疑が行われ、日本維新の会の伊勢田幸正議員が教育長の2期目の評価と3期目に対する期待を市長に求めた。
市長の星野光弘氏は、山口氏の2期目はコロナ禍において教育行政を運営し、子どもたちを第一に考えた施策がなされたと評価された。具体的には、学校のDX化やタブレット配布、STEAM教育の拡充などの事例が挙げられた。これに対し、伊勢田議員は、再任についての所信や意気込みについて確認し、さらなる教育支援策を求めた。
次に議案第34号の富士見市公平委員会委員の選任についても、質疑が行われ、異議なしと認められた。その後も、固定資産評価審査委員会委員の選任や人権擁護委員の推薦に関して、質疑がなく、全ての議案が委員会への付託を省略することが決定された。
また、議第1号の富士見市議会の個人情報保護に関する条例の制定案では、個人情報の適正な取り扱いを定めるべく提案され、上程された。ここでも質疑はなく、賛成の意志が示された。
最後に、議案総括質疑が行われ、多くの議案が一括して質疑に入った。特に、議案第12号のひとり親家庭等の医療費支給に関する条例改正では、自己負担金の廃止が説明され、議論を呼びました。子ども未来部の小日向哲也部長は、「経済的な支援を行うための改正であり、対象者は267人を見込んでいる」と述べました。又、富士見市国民健康保険条例やその他の補正予算案についても審議が行われ、全て満場一致で可決されました。
今後、これらの議案に基づく施策の実施が期待されている。今定例会では、教育や福祉を中心に、地域の発展に向けた動きが進展している。