令和5年の後半に向けて、富士見市議会の動きが活発化している。
令和5年第2回定例会は、京義的な施策と予算を中心に多くの議案が提出された。議会の議題に上がった内容には、予算の繰越計算書や各種条例の改正などが含まれており、特に令和5年度の補正予算が注目を集めている。
富士見市市長の星野光弘氏は、報告第1号に関連し、「令和4年度の一般会計継続費繰越計算書について報告します」と述べた。市長は同様に下水道事業に関する内容を触れ、予算の執行に関する透明性を強調した。
熊谷麗議員は、特別に新設された令和5年度の一般会計補正予算に関し、障がい福祉サービス事業所及び介護保険サービス事業所の安定化給付金について質疑を行った。これは、物価高騰の影響を受けての取り組みとされ、給付金の使途についての基準が設けられていないことから、報告義務も求めないという姿勢が示された。
子ども未来部長の小日向哲也氏は、民間保育所運営助成事業における給付金について説明し、これらの支援は光熱費の高騰対策として重要であると強調した。これにより、物価高騰の生活への影響を緩和する考えが示された。
また、議案総括質疑では、森林環境税に関する議案についての熱心な質疑が行われた。小川匠議員が森林環境税の目的や課税対象について確認を求めたところ、市民部長の塩野英樹氏は、この税が温室効果ガスの削減等の目的であることを定義し、均等割課税の対象が個人市民税に限定される理由を説明した。これは、環境保全に対する市民の参加を促す意味も含まれているとされた。
議案総括質疑や報告から協議終了後、議会は来月にさらなる審議を行う旨が述べられ、今後の議会運営についての期待が語られた。