令和3年第3回富士見市議会定例会が9月16日に開催された。
この日は議会運営に関する重要な議題が取り上げられ、特に会期の変更が話題となった。議会運営委員会の委員長である田中栄志市議は、議会運営に関する報告を行い、議員全員から市政一般質問の取り下げがあったと述べた。これにより、今定例会での市政一般質問は行わないこととなり、会期が短縮されることが確認された。
その結果、会期は元の予定を変更し、9月24日までの25日間に設定されることが議決された。この決定には、議長の斉藤隆浩氏が「異議なし」と確認している。会期変更に合わせて、予算決算常任委員会や議員提出議案の締切も定められ、9月21日が最後の日となった。
また、議会運営委員会では追加議案にも触れられ、9月14日に市長から提出された新しい議案も紹介された。これに関して、提出案件一覧が配布され、詳細が説明されることになった。特に新型コロナウイルス感染症の影響を受けた議案が多く、市長はこれに関して適切な対策を講じるべく努力していると述べた。
議案内容説明では、予算案が議題に上がり、政策財務部長の水口知詩氏は、1億3,515万7,000円の補正が必要であると報告した。
新型コロナウイルス感染症に関連する費用の申請期限が延長され、その詳細な内訳が示された。申請手続の追加費用や学校のオンライン授業充実のための財源確保が求められている。
そのほか、感染症対策や市民への生活支援金の支給に関しても新たな策が検討され、富士見市が引き続き新型コロナウイルスの影響を受けた市民に寄り添う姿勢を示していることが強調された。
本日の会議はここで終了し、次回は議案調査のため9月21日に行われる。議会運営の透明性や市民とのコミュニケーションが一層重要であることを参加者は再確認し、会議が終了した。