令和3年第4回総務分科会が、9月7日、富士見市の全員協議会室で開催された。
本会議では、令和3年度の予算案および決算報告が主な議題とされ、出席した委員は活発に質疑応答を行った。
深瀬優子分科会長が、議案第61号「令和3年度富士見市一般会計補正予算(第5号)」の審査を導入。関野兼太郎委員からは、総務課の情報公開推進事業に関する詳細が求められた。佐々木恵司税務課長は、個人情報保護条例に基づく業務委託の内容などについて説明。
続いて、斉藤隆浩委員からの質問に対し、ICT推進課長の櫻井勤氏は、個人番号カードの利用環境について言及し、新たな広報活動案の検討も示唆した。特に、国が延長した申請期限の周知が重要視されていると述べた。
また、関野委員は、富士見市の駅メロディーに関するプロモーション事業についても質疑。平輝軌市シティプロモーション課長は、ファンファーレの委託について、公募の難しさを説明しながらも、今後の市の音楽に対する期待感を示した。該当の音楽は、3駅で異なるメロディーとして計画されている。
さらに、健康増進についても議論がなされた。健康増進センター所長の望月多恵氏が、新型コロナウイルス下における市民の健康維持に向けた取り組みを強調した。
このような議論を通じて、各委員は富士見市が直面する課題と、それに対応するための施策について徹底的に考察し、今後の進展に期待を寄せていることが感じられた。議案を通じて、市民の安心・安全を保障する施策の実現に寄与したいとの意見が多かった。
本会議は、再度の質疑応答を経て、今後の運営と方針へ向けた調整を優先すべく、円滑な進行を図る方針で閉会された。