令和元年第4回富士見市議会定例会が開かれた。
この日の議会では、専決処分に関する報告が行われ、市立勝瀬小学校の大規模改造建築工事に関する契約について、報告がなされた。市長の星野光弘氏は、改めて議会における重要性を強調した。また、議案総括質疑が行われ、特に水道事業に関連する条例改正について、多くの質疑が交わされた。
水道事業における料金改定や給水条例の一部改正は、法律の改正に基づいてのものであり、審議委員会にかけずに進められたことに対する意見も出た。川畑勝弘議員からは、指定給水装置業者制度の改善についての施行や、その際の業者への説明等が求められた。建設部の落合慎二部長は、更新手続きの流れを明らかにした。
公の施設の指定管理者の指定についての議案が特に注目を集め、議論が交わされた。教育部長の林みどり氏は、指定管理者制度の意義を改めて話し、新たに選定された管理者が実施する子ども読書活動の振興について期待を寄せた。また、キラリ財団とTRCの役割分担についても説明され、市民へのサービス向上を目指す姿勢が示された。今成優太議員は、昨年度の指定管理に関する反省点や課題を明らかにし、今後の図書館運営への影響を指摘した。特に、これまでの管理者の交代が業務の安定性を損なう恐れがあるとの意見もあがった。
また、議案第95号に関しては、成年後見制度の法改正に伴う条例改正が求められた。これにより、被後見人であっても公務員としての就労が可能になり、障害者雇用の促進に寄与する意義が強調された。市の関係者は、今後の人事評価の透明性を確保し、適正な運用を図る方針を表明した。
今回の会議では多くの議員が意見を交わし、議案の詳細な検討がなされ、今後の市政運営に向けた課題や解決策を模索する時間となった。特に、指定管理者制度の合理化と、住民サービスの向上に向けての取り組みが今後も続けられていくことが期待されている。