令和5年第3回定例会が19日に開催された。今回の議題では、特にマイナンバーカードと猛暑による健康への影響が焦点となった。特にマイナンバーカードに関して、市政一般質問を行った小川匠議員は、トラブルの事例を挙げ、本市のマイナンバーカードに関する現状を問いただした。副市長の浅井義明氏は、マイナンバーカードと国民健康保険のひもづけについて、特に問題がないと述べた。加えて、マイナンバーカードによる健康保険証の廃止についての懸念も示された。
猛暑に関する質問も多く寄せられた。加賀奈々恵議員は、熱中症対策としての具体的な取り組みとともに、市内の小中学校における熱中症への対策についても質した。健康福祉部長の鈴木貴久氏は、広報や啓発活動に加え、民生委員による高齢者への見守り活動を強化していると回答。特に高齢者や乳幼児を対象にした細やかな対策が重要であることが強調された。
一方、プールについての議論も行われた。特に地域住民からは公園に水遊びができる設備の整備を求める声が上がっており、村元寛議員は、近隣市でも事例が見られる中で、富士見市のプールの在り方を再考する必要性を訴えた。市は泳ぐ場所の重要性を認識し、教育プログラムの一環としてプールの活用がなされるべきであると考えているようだ。
市民の要望についても多くの質問があり、公園利用の声が特に寄せられた。これは近隣公園における利用状況が影響している。地域に近い公園設備の拡充と共に、市としても緑の保全に気を配りつつ、快適かつ安心して利用できる公園環境を整える重要性が認識されている。
議会は、これらの問題について今後も真摯に向き合い、市民が安全に暮らせる環境作りを推進していくことが求められている。今後の取り組みに期待が寄せられる。