令和元年第4回富士見市議会定例会が12月5日に開催された。
市政一般質問では、特に子育て施策と高齢者の多剤服用対策に焦点が当てられた。
子育て施策に関して、津波信子議員は幼児教育・保育の無償化について質問した。無償化が実施される中、本市では志木市にある類似施設に対する補助を行っていると明らかになった。これに加えて、今後のさらなる助成については、近隣自治体との動向を注視する方針が示された。公立保育所の長寿命化の計画も進められ、個別施設計画の中で詳細が決定される見込みである。
高齢者の多剤服用対策についても討議が続けられた。県のモデル事業に則った展開が進められており、65歳以上の多剤併用の確認が行われている。ポリファーマシーに対する取り組みとして、富士見医師会と連携し、薬剤師との面談による情報提供が実施されている。
さらに、認知症サポーターの活動促進も重要視されている。現在、本市には約4,688人の認知症サポーターが存在しており、地域における支援活動に貢献している。今後、周知活動や啓発活動が進められることが期待されている。
最後に、子ども読書活動の推進についても話が及んだ。読書通帳の導入が試みられ、今後の実績に基づいたさらなる拡大が検討される。また、地域における読書環境の充実を図るため、図書館の利用促進が必要とされている。これらの施策は、地域住民が互いに連携し、より良い環境を築く可能性を秘めている。