令和5年第3回定例会が9月13日に開かれ、市政一般質問が行われた。市民の健康を守る施策が主な議題となり、新型コロナウイルス対策及び熱中症対策についての現状が討論された。
最初に、新型コロナウイルス感染症が5月8日から5類に変更されたことを受けて、現時点での感染状況と市の対応について報告された。感染者数は定点医療機関からの報告に基づき把握されており、昨今では感染者数が増加傾向にあるとされている。学校関係者からは、年度初めからの感染状況として小中・特別支援学校での感染者数が報告され、すべての学校が新型コロナウイルス対策を講じているとのこと。
熱中症対策についても重要な議題として扱われた。今年度の猛暑の影響で、熱中症による救急搬送数が増加した状況が話された。市としては、暑さ指数に基づいた注意喚起や啓発活動を実施しており、主に市内の教育機関での予防策も強化されている。各校では水分補給を促すなどの対策が行われている。
自転車運転マナーの向上についても質問があり、自転車事故が増加している状況が指摘された。市は小中学校での教育に力を入れており、交通安全教室などを通じて指導を行っている。今後は一般市民を対象にした自転車交通安全教室の開催を検討する意向を示した。
市民要望に関連して、鶴瀬駅周辺における草刈りや違法駐輪の対応も取り上げられた。特に、午後の時間帯のシルバー人材センターによる対応が限られているため、時間延長の検討が求められる状況。一方で、雑草の生長が早い地点では市民からの要望に迅速に対応することが重要視されている。
また、夕焼け放送についても意見を受け、放送内容の季節に応じた変更やオリジナリティのある放送を提案する声が上がった。そして、みずほ台駅前のトイレ洋式化に関する要望には、予算的観点による慎重な対応が必要との見解が示された。