令和5年第4回定例会が富士見市で行われ、議員たちにより多様なトピックが取り上げられた。
本会議では、特にセカンドライフ支援について多くの質問があり、山下淑子議員が高齢者が地域で活動できるよう支援体制を整備する重要性を強調した。特に、老後の生活に関する相談窓口や就労支援などが求められている状況で、星野光弘市長は「高齢者の皆さんが豊かに過ごせるよう、支援体制を整えたい」と応えた。
また、高齢者にやさしい市民サービスに関しても議論が進んだ。山下議員は、特にスマートフォンの普及に伴う教室を拡充する必要があると訴えた。この提案に対し、鈴木貴久健康福祉部長は「地域の学生ボランティアを活用できる方法も検討したい」と述べ、柔軟な対応を示した。
外国籍の家族に対する支援も重要な議題として取り上げられた。山下議員は、特に妊娠中及び出産時の外部サポートが不足している実態を指摘し、対策を講じるよう求めた。市側は、現在多言語対応の資料を提供する努力をしていると応じた。
地域からの要望においては、鶴瀬駅北側の踏切道の拡幅問題や、ピアザふじみ駐輪場の防犯対策が取り上げられ、多くの市民が安全で快適に過ごせる環境を整備する必要があるとの意見が集まった。
最後に、市職員の働き方改革について、働き方に関する成果や課題が議論された。特に、職員の健康管理や働きやすい環境づくりが進められ、その一環として休日の確保や育児休業取得の促進が図られている。市長は、「職員のモチベーションを高めることが、より良いサービス提供につながる」と強調した。
このように、定例会では市民の多様な声を反映しようとする姿勢が見られ、今後の施策に期待が持たれるところとなった。