令和5年第3回定例会が9月20日に開かれ、議員たちによる市政一般質問が行われた。
この日は、勝山祥議員の広範な質問が多く取り上げられた。特に、投票環境の整備についての質問が注目されている。勝山議員は、投票所への駐車場の設置や、高齢者や障がい者への対応について提起した。これに対して選挙管理委員会委員長の澁谷弘次氏は、駐車場の整備状況について満足できるとは言えないと認識しつつ、全ての投票所には駐車場が整備されていると説明した。また、高齢者や障がい者に対しても柔軟な対応を検討していると強調した。
また、勝山議員は富士見ガーデンビーチ跡地についても言及し、その利活用の進捗状況を確認した。未来のスポーツ施設に関する基本計画の策定が進んでいることも述べられる一方で、地域住民との意見交換や利用者のニーズ把握が重要であると示唆された。
図書館に関しても質問が交わされた。勝山議員が提案した「泊まれる図書館」の実施については、人的な負担や安全管理の面での課題が示され、即時実施は難しいとの回答があった。しかし、図書館の魅力を引き伸ばすため、他のイベントを活用する意義は認められた。
さらに、ひとり親家庭への支援についても言及された。現在の支援状況や今後の具体的な施策の検討についての質問がなされ、父子家庭に対する施策の充実が求められた。
今回は多方面にわたる市政の課題が提起され、今後の施策に向けて具体的な方向性が示された会議となった。各質問に対し、手続きや進捗について誠実に答える姿勢が見られ、議会の議論の透明性が保たれた。