令和4年第4回文教福祉分科会が、9月8日、富士見市全員協議会室で開催された。
本分科会では、いくつかの重要議案が審査され、そのうち「令和4年度富士見市一般会計補正予算(第5号)」と「令和4年度富士見市介護保険特別会計補正予算(第1号)」について特に詳しい議論が交わされた。
議案第69号では、富士見市の一般会計補正予算が提案され、民生費や衛生費、教育費に関連する財政支出が含まれている。川畑勝弘分科会長は、窮地にある子育て支援策や高齢者福祉政策の意義を強調し、期待する支出の正当性を訴えた。
特に、子育て世帯臨時特別給付金に関連する質問が数多く寄せられた。木村邦憲委員は、給付金受給者数と実績の乖離について懸念を示した。渋川富美枝子育て支援課長は、この差異が誤差から生じたことを説明し、今後の対応について前向きな姿勢を表明した。
また、保育所及び幼稚園の統合的な支援事業に関しても議論が行われ、保育士の確保が課題となっている。森坂和之保育課長は、市内にある施設の定員に対し、待機児童が増加している現状を把握しており、引き続き職員確保に努める意向を固めた。
会議では新しい施策に関する展望も語られた。例えば、「特別支援学校への支援」や「公立保育所の充実」など、具体的な対策が今後求められる。各議員は、これらの施策が持続的な福祉向上につながるよう提言を行い、意見交換を進めた。